Uターン、Iターンで大切なこと
Uターン、Iターンで大切なのは、ズバリ、「家族の合意」です。
もし一人暮らしならば気にする必要はありませんが、家族がいる場合、配偶者や子供などは、それぞれ自分たちのコミュニティを作っています。
そんな中、故郷の親が倒れた、実家から帰ってきて欲しいといわれたなど、突然いわれても、本人はともかく、家族はこれまでの人間関係や付き合い、場合によっては仕事を失ったり変えたりして、新しいコミュニティに移ることになるわけです。
Uターン、Iターン以外の選択肢、また自分一人で行くなど別の選択肢はとれないか?
Uターンをすすめるサイトでこのようなことを書くのもなんですが、Uターン、Iターンをする上で、一番大変なのは、多くの場合、家族の合意を得ることです。
特に、都内、中核都市、地方都市、地方、過疎地ではそれぞれ教育環境やコミュニティが大幅に違います。
地方に住む者として本音をいうと、教育環境やコミュニティのなじみやすさを重視するなら、本人一人がUターンするなり、父母の介護が必要であれば家族を呼び寄せるなり、家族全員の引越ではない「プランB」を検討しておく必要があります。
やはり、田舎に行けば行くほど職業の選択肢も、給与も、待遇も悪化する
事実として、地方になればなるほど、職業の選択肢は減り、工場労働や建設作業、介護などの求人が多くなります。
もちろん、医師・歯科医師・看護師・薬剤師など特別なスキルがあれば、十分な待遇をえられる求人は存在します。
また、ITエンジニア・技術者であれば、リモートワークで働くという選択肢も選べます。
また、フリーランスとして案件を受託するという方法もあります。
しかし、通常のビジネスパーソンの場合は、基本的にはこれまで築いたキャリアを捨てることになります。
もちろん、実績や評判などのポータブルスキルは役に立つ局面がありますが、それが外部から見てどのように評価されるか。
一番確実なのは、転職エージェントなどに事前に登録し、自身の市場価値を知ること、Uターン、Iターン先にどれくらい求人案件があり、どのような種類の業務があるのかを知っておくことです。
複数のエージェント会社・求人サイトに登録し、自分の市場価値と、転職候補地のポストを確認してみよう
転職に関わっている友人から聞いた話ですが、転職の求人数は都市部と小規模地方都市で、およそ100倍以上の差があるそうです。
そして、待遇も相当異なり、小規模地方都市は、ハローワークに月給10万円台の求人がごろごろある状態です。
ですので、地方に移住するには、転職エージェントから特別な求人を紹介してもらうか、転職サイトの求人に応募するか、もしくはフリーランスなり、自分でビジネスを始めるなど、何らかの対策と、収入減の覚悟をしておかないといけません。
キャリアの行き止まりを防ぐためにも、今のうちからエージェント会社と密接にコンタクトを取り、
- 自身の市場価値の把握
- 履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ
- Uターン候補地の求人情報
を常にアップデートしておく必要があります。
また、田舎に両親が住んでいる場合は、呼び寄せるなり帰るなり、施設に入居してもらうなりの対策を考えておかないといけません。
いろいろ準備すべき事はありますが、まずはエージェントやハイクラスの求人サイトへの登録などを行い、エージェントと幅広いつながりを作っておくことが重要です。
そのため、故郷に親がいて自分以外に兄弟姉妹がいないなど、特別な事情がある場合は、いざとなって慌てる前に、転職エージェントとのパイプを作っておきましょう。
一般業務のビジネスパーソン向けと、各専門職向けのエージェント・求人サイトを掲載しますので、ぜひ該当する分野に登録し、エージェントとのコネクションを作り、自分の市場価値、自身のスキルの活かせる分野、自身のスキルを活かす場がそもそも地方にあるかを把握することを強くおすすめします。
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